映画がわからない

ほとんど映画を観たことがありません。僕のような人のために、映画を観て感じたことを書きます。

『アダムス・ファミリー』はおもしろい?

アダムス一家に25年前に失踪した兄が帰ってくる話。1991年のアメリカ映画。監督はバリー・ソネンフェルド

 

チャールズ・アダムスカートゥーンを原作としていて、アニメ化、ドラマ化された後、映画化されたのが本作品。2年後には続編 " アダムス・ファミリー2 " も公開されており、ブロードウェイでミュージカルにもなって、今年2019年の10月11日には3DCGアニメーション映画として全米で公開されるようです(日本での公開は未定)。時代をこえて愛されている作品なんですね。

原作は1937年から「ザ・ニューヨーカー」という雑誌で連載していたそう。ティム・バートンも大きな影響を受けたとか。

 

アダムス一家は幽霊なのかモンスターなのかよくわからない、不気味な人たち(人?)によって構成されています。当主ゴメズは吸血鬼、妻のモーティシアとその母グラニーは魔女、ウェンズデーとパグズリーの姉弟サイコパス、使用人の大男ラーチはフランケンシュタインっぽくて、あとは、手首だけで動き回るハンド。失踪していた兄フェスターもモンスターっぽい。シュレックとスケキヨが合わさったような感じ。

ファミリーは大きな古いお屋敷に住んでいるんだけど、昔のお城みたいなつくりで、拷問の器具や古い武器、魔女の鍋、ハリケーンや日光が飛び出してくる本、秘密の部屋など、怪しい雰囲気のあるものばかり登場します。照明は電気とロウソク、外には広い庭が広がり、先祖の墓と気味の悪い石像のモニュメントがずらりと並びます。

 

 " ハリーポッター " や " チャーリーとチョコレート工場 " のように世界観がしっかりした映画なので、世界観に浸かりたい人にオススメ出来ます。ホラー・ファンタジーですが、ダークな要素はほとんどありません。少し狂っていますが、健全です。アリスのお茶会くらいの感じ。ストーリーについては特筆することはありません。ドラマも感動もありません。その辺りを求めている人は、別の映画を観た方がよいです。

 

そして、今年公開される3DCG版アダムス・ファミリーのティザーも見てみました。正直、あんまり興味をそそられなかった。

 

実写だとセットも小道具もメイクもすごいし、「本当にありそうなもの」としてその世界観に引き込まれるんだけど、アニメだと「存在しないものを描いている空想のお話」に見えるというか…。実写映画とアニメ映画の違いをひとつ知りました。

 

 

おもしろい☆☆☆★★

ストーリー☆☆★★★

世界観☆☆☆☆☆

ティム・バートンが好きな人☆☆☆☆☆