映画がわからない

ほとんど映画を観たことがありません。僕のような人のために、映画を観て感じたことを書きます。

『スタンド・バイ・ミー』はおもしろい?

少年4人組が死体を探しに行く、小さな夏の冒険の話。1986年のアメリカ映画。監督はロブ・ライナー。原作はスティーヴン・キングの短編小説「THE BODY」。

 

ベン・E・キングが歌う主題歌が好きで観てみようと思った映画。映画を観てから、取り憑かれたように毎日聞いています。

 

子供の頃を思い出す映画。ジュゼッペ・トルナトーレの『ニュー・シネマパラダイス』に少し似ています。『ニュー・シネマパラダイス』は主人公自ら過去の自分を回想していて、自分や時代が変わっていく事への哀愁が強く表現されています。一方で『スタンド・バイ・ミー』は、今まさに少年たちが冒険しているという感じ。もっと純粋に少年時代を描いている感じです。

 

タバコを吸ったって虐待されたって家庭が荒れてたって、少年たちはみんな今を生きていました。子供の心はとても繊細で、感情のコントロールも下手だからいたずらしたり物を盗んだり機関車にひかれかけたりすることもあるんだけど、だからこそ分かり合える仲間は大切。現実に我慢が出来なくても、「きっと未来にはなんとかなる」という若さ溢れる希望を彼らはもっています。

 

大人になると仲間も未来も少なくなっていくものですが、気づかないうちに希望まで落っことしてしまいます。私もいくつか落っことしました。でも、希望を失うとイキイキと生きられないと思う。

 

どんな生き方を選んだとしても、少年の心を忘れないままに歳をとっていきたいと思えました。みなさんもそうでしょう?

 

 

おもしろい☆☆☆☆☆

すべての大人に☆☆☆☆☆