『ニュー・シネマパラダイス』はおもしろい?
第二次世界大戦後間もないシチリア島、貧しい村の人々の唯一の娯楽は映画だった。映画と共に育ち、ローマで映画監督をしているサルヴァトーレは、父のように慕っていたアルフレードの訃報をきっかけに少年時代を思い出し、30年ぶりに帰郷する。1988年のイタリア映画。監督はジュゼッペ・トルナトーレ。
哀愁漂う落ち着いた映画。音楽がとてもいいです(作曲:エンニオ・モリコーネ)。
大人が観る映画です。若者が観ても面白くないかも。少年の頃の思い出、時代が流れる切なさなどが、主人公の回想として描かれています。子供の頃の時代は、誰にとってもいい時代であるのかもしれません。とにかく切ない。
全体を通して強いストーリーではないですが、とてもいい映画だと思います。「僕より感動する人もたくさんいるだろうなぁ」と思いました。今の自分の生き方に疑問をもっている人は、自分を見直すきっかけになるかもしれません。
日本人でもイタリア人でも、時代を懐かしんだりする感覚は一緒なんだと思うと、なかなか嬉しいですね。
おもしろい☆☆☆☆☆
すべての大人に☆☆☆☆☆