『俺たちに明日はない』はおもしろい?
1930年代前半、アメリカ西部で銀行強盗や殺人を繰り返したボニーとクライドのお話。1967年のアメリカ映画。監督はアーサー・ペン。
中盤までの印象は「昔の映画で退屈」。名作と言われているようなのでちょっと期待して観ていたましたが、とにかく長く感じました。実話を元にしているのでミラクルな展開もないし、登場人物たちが視聴者に訴えたいこともない。が、終盤少し面白いかな?と思い始めた矢先の衝撃的なラスト。衝撃的すぎる。観終わった後も胸がザワザワして、落ち着かない。「映画みたぞ〜!」って感じがします。
世界恐慌と禁酒法の時代にあって、犯罪者である彼女らはヒーローだったようです。2人の葬儀には何万人もの人が訪れたとか。反体制を生きた彼女らの映画は、ベトナム戦争の真っ只中の時代に公開されると共に熱狂的な支持を受け、カウンターカルチャーのアイコンの1つになりました。
いつの時代にもヒーローはいる。ボニーとクライドであり、ビートルズであり、力道山であり、マイケルジョーダンであり、ルフィーであり、みんなヒーローを欲している気がする。今の時代はヒーローというよりアイドルがたくさんいるけど、ヒーローとアイドルの違いってなんなんだろう。
主演女優のフェイ・ダナウェイがめちゃくちゃきれい(今はおばあちゃんだけど)!出てくるフォードv8って車もめちゃくちゃかっこいい!気になる人は、1回くらい観てもいい映画だと思います。
しかし、映画やドラマでアメリカを見ると、ほんとに広い!土地が広い!荒野なら地平線まで荒野だし、草原なら見渡す限り草原。行きたいなぁアメリカ。
おもしろい☆☆☆★★
衝撃!☆☆☆☆☆
カウンターカルチャーに興味があるなら☆☆☆☆★