映画がわからない

ほとんど映画を観たことがありません。僕のような人のために、映画を観て感じたことを書きます。

『ミッドナイト・イン・パリ』はおもしろい?

ポスターがかっこよくて観てみたかった作品。小説家になりたいギルは生活のため、ハリウッドで脚本家をしていた。たまたま訪れたパリで1920年代にタイムスリップし、憧れの芸術家達と出逢う。2011年にパリで撮影されたアメリカ映画。監督はウディ・アレン

 

ポスターはゴッホの『星月夜』という有名な作品が背景に使われているそう。気づかなかったけど、原画を見てみるとたしかに見たことある。夜のパリが青く照らし出されて、星や月の黄色とのコントラストがとても綺麗。

 

内容に期待して観た映画ではなかったですが、想像を遥かに超えて面白かった。設定の面白さはあれ、大きな感動も衝撃の事実もないんだけれど、なんだかおもしろい。

 

憧ていた "芸術の黄金時代" 1920年代と現代を行き来しながら、自分の理想の世界は一体どこにあるのかと考えるセブに共感する人は多いはず。

 

そして、納得のいくラスト。

 

出てくる風景や音楽、衣装も上品で綺麗で、「あぁ〜、行きたいなぁパリ」という感じ。観ているだけで、うっとり、リラックスした気分になれます。

 

映画って何かハプニングが起こったり、ヒーローが宇宙人と戦ったり、壮大なテーマや主張があるものだと思ってたけど、こんな映画もあるんだ。本を読んだり、美術館に行ったり、カフェに行ったり、花に水をやったり、そんな感覚に近かったです。映画が少し好きになった。

 

主演のオーウェン・ウィルソンの演技がナチュラルでとても惹かれました。20年代を生きた芸術家達も魅力的。ポスター通りの美しい、素敵な映画だと思う。

 

 

おもしろい☆☆☆☆☆

おすすめ   ☆☆☆★★