映画がわからない

ほとんど映画を観たことがありません。僕のような人のために、映画を観て感じたことを書きます。

『マジック・イン・ムーンライト』はおもしろい?

口の悪い天才マジシャン・スタンリーが、美しくて明るい霊能者・ソフィーのトリックを暴こうとする中で、人生の楽しさに気づく話。2014年のアメリカ映画。監督はウディ・アレン

 

ウディアレンの映画って面白いんじゃないか?と思って観た作品。とても平凡な映画だった。平凡なんだけど、なぜか面白い。

 

テーマは合理性と非合理性。

スタンリーは合理的な人間で、"人生は単調で退屈でむなしい"と考えている。彼は自分の価値観を覆す霊能者・ソフィーの存在が許せない。だが、ソフィーと会話を交わす中で、彼は"人生は楽しいものかもしれない!"と思いはじめる。

 

スタンリーが自分の価値観から飛び出していくのを見ると、こちらも"人生って楽しい!"ことを思い出してワクワクしてきます。無学だったソフィーが、だんだんスタンリーのように論理を並べて喋るようになるのも面白い。お互いを求める中で、2人とも変わっていくところが素敵だと思う。

 

ウディ・アレンの映画は『ミッドナイト・イン・パリ』と2作しか観たことがないけど、その面白さは、興味深いテーマがストーリーに、本当に、分からなくなるくらいナチュラルに溶け込ませてあるところだと思う。どうでしょうか?ウディ・アレンのファンの皆さま。

 

 

おもしろい☆☆☆★★